無所属の劉承ミン（ユ・スンミン、大邱東乙）候補に「国民丈人（国民の義父）」というニックネームがついた。

先月３０日、劉候補の地方区選挙事務所に出てきた娘の劉ダムさん（２２）のためだ。劉議員はこの日選挙事務所で開かれた選挙対策委員会発隊式に、劉ダムさんと一緒に参加した。オンラインではこの日の主人公は劉議員ではなく劉ダムさんだった。

ソーシャルネットワークサービス（ＳＮＳ）を通じて芸能人をほうふつとさせるような劉ダムさんの写真が急速に広まりながら関連記事ごとに「お義父様、頑張ってください」「優秀な娘１人、１０人の公認もうらやましくない」といったコメントが数百件続いた。「これほどになれば親朴派が無条件に間違っていた」とか「今日からお婿さん候補の選挙戦を始めよう」というコメントもあった。

劉候補の知人たちによれば、劉ダムさん東国（トングク）大学法科大４年に在学中だ。前学期は全科目でＡ単位をとるほど学業成績も良いという。今回の総選挙を控えてセヌリ党公認が不透明になると「父の選挙運動を助けたい」と休学を自ら要望した。

劉候補に近いある要人は「ダムさんは見た目とは違い性格が気さくで親しみやすい」と話した。ダムさんは３１日は公式選挙運動に突入した父とともに遊説に出ることはなかった。劉候補は妻オ・ソンヘさんとの間に１男１女がいる。息子は劉ダムさんの兄で現在は大手企業に勤めている。